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2011年5月19日 (木)

次期文明を展望する(その1)

農業後波の下降期を参考にすると、工業現波の今後がおぼろげながら見えてきます。

 6章では、2020年代以降の「平成明天」時代に、加工貿易体制による人口容量は徹底的に見直され、人口減少に見合った濃縮社会へ移行していくと述べてきましたが、その後の日本はどうなるのでしょうか。

もし人口を再び増加させようとすれば、21世紀の中葉から後半にかけて、人口容量をさらに拡大するような画期的な文明転換を、日本列島の上で起さなくてはなりません。

 人口容量とは〔自然容量×文明〕ですから、新たな容量を構築するには、新たな文明の創出が必要です。もしそれができれば、工業現波に変わる、新しい人口波動が開始され、その上限はおそらく現代の1億2800万人を超えて、2倍から数倍に達するでしょう。

新たな文明とはどのようなものになるか、人口波動説からみると、おおまかな方向が見えてきます。これまで人類が辿ってきた5つの波動を振り返ってみると、文明の進展には一定の法則がある、という推測が成り立つからです。それは次の3つです。

(1)世界波動においても日本波動においても、石器前波と石器後波、農業前波と農業後波というように、2つの波動がペアになっている。

(2)波動を支える文明も「旧石器文明から新石器文明へ」、「粗放農業文明から集約農業文明へ」と、継承・発展の関係を持っている。

(3)日本列島では、旧石器文明や粗放農業文明を大陸から受け入れ、次にくる新石器文明や集約農業文明を内発的に創造している。このことは、基盤となる石器文明や農業文明が、海外から渡来したものであることを示している。

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